生命保険と遺産相続との関係についての再検討

星野豊氏の論文をもとによ・つ・ばグループの理事および会員で、ZOOMによる勉強会を開催しました。

グループの会員限定のセミナーですが、信託を実務で提案・実行する際に必要になってくるのが生命保険の知識です。

生命保険は受取人固有の財産という最高裁判例が出ていますが、

相続財産としてはどのような考え方をすればよいのか?

信託財産との考え方はどうなのか?

などを論文の中にある判例8つを検討し、生命保険の基本をあらためて見直すことをしました。

「相続人」と「該当者が相続人にあたる人になる」という場合の違い、相続財産ではないけれどみなし相続財産となる場合など、何が根拠なのかがきちんとわかっていないと混乱してしまうケースがたくさんあります。

信託と生命保険のしくみがきちんと理解できると活用できるケースが広がります。今日の論文の中には登場しませんでしたが、指定代理請求人の権限は何なのかという質問や海外の相続などについてももっと情報が欲しいなどという意見も出たので、今後もテーマを決めて、会員に向けての勉強会を開催していく予定です。

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