少しづつ知られてきている“信託”という選択肢

私が住んでいる高知県は、資産の管理や承継の手段として、「信託」という選択肢があるということがまだまだ知られていません。とはいえ、ネット上でも、書籍でも信託に関する情報が増えてきたので、以前よりは「信託をしたい」とか「信託について聞きたい」という相談が増えてきている気がします。

私自身は、相続関係で相談を受ける際は、ケースにより信託という方法があることをお伝えしています。例えばよくあるケースで、何らかの事情で実の子どもたちには遺産を引き継がせる気はないけど、世話になっている姪に遺産を渡したい…というような相談がよくあります。

 この場合、一銭も相続人(子供たち)には渡したくない思いがあるなら、遺言では不十分です。遺留分の問題が残ります。この思いを実現させるには信託しかありません。もちろん、まだ裁判例等もないため、争われる可能性がないとはいえないこともお客様にはお伝えしています。思いの強いお客様はそれでも信託を選択されます。

最近も、成年後見の相談から詳しく話を聞くと実は相続の悩みで、更に信託がマッチしそうな内容、という話がありました。また、ペットシッターをしている方からも信託をしたいというお客様がいるという連絡もありました。少しずつですが、信託という言葉が聞こえてくるようになった気がします。

これからも地道に親愛信託を普及させていきたいと思います。

一般社団法人よ・つ・ば信愛信託こうち  理事  岡﨑千佳

高齢化率の増加

一般社団法人よ・つ・ば親愛信託ちばの岩井です。

私は不動産業を営んでおりますが、ここ数年、高齢者の方を賃貸で受け入れることが増えてきました。

日本の人口は現在約1億2500万人、厚生労働省の人口動態統計によると2050年には1億人をきると推計されています。人口減少と同時に高齢化の問題も。

賃貸業をしていますと、お一人暮らしをされていた高齢者の方が急にお亡くなりになったり、ご家族と住んでいても転んだことが原因で急に認知症のような症状になったり…というお話もよく聞きます。

本当に急に何が起こるかわからないなぁと感じています。

そうはわかっていても、「ご自身が亡くなったら?」の質問をしても、「まだ大丈夫」と言われることが多く、なかなか対策に向けて動いていけない方も多いと思います。

相続対策についての大切さは気付いている方は多いのに…と、もどかしい気持ちになります。まずは急になにか起こったときのご自身や家族に起こる問題点に気付くことも大切かと思います。

家のリフォーム相談をするように、相続の相談なども気軽にでき、問題点をきちんと伝えられるような環境づくりにも励まなきゃいけないと、私自身も日々勉強を重ねていきたいです。

一般社団法人よ・つ・ば親愛信託ちば 理事 岩井 勇大

こんな “ 不安 ” お持ちではないですか?  家族のこと、資産のこと、事業のこと・・

①故郷の母親が認知症を患い施設に入ることとなった場合、母親名義の不動産や金銭財産をうまく活用できるだろうか?

②最近判断能力が低下してきたような気がする。アパートの管理は業者に任せているけど、このままで大丈夫だろうか? 近頃いろいろ考えるのが億劫になってきた。

③今は大丈夫でも近い将来認知症を患った場合、自分の財産の管理は子供の〇〇に任せたい。

④成年後見制度では、柔軟な財産管理・運用ができないと聞いた。

⑤来年、所有している農地の生産緑地指定から30年が経過するが、市からアンケートがきているがどうしようか? 家族が余分な苦労をすることがないようにしたい。柔軟な対応ができるように準備しておきたい。

⑥同居の次男にはいろいろ世話になっている。遠方に住む長男とは疎遠だ。先祖代々から伝わる土地やアパートなど次男に多く継がせたい。また二次相続についても自分で決めておきたい。

⑦障がいのある子供の生活を保障しておきたい。

⑧現在喫茶店事業を順調に経営できているが、健康に不安のある子供35歳がおり将来が不安だ。

⑨自社株の引き継ぎタイミングを考えている。コロナ禍で株価が下がった今がいいだろうか?後継者はまだまだ頼りない。贈与税はどうだろうか?

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このような “不安” を感じていらっしゃる方は親愛信託を利用することで、不安を解消する道が開けると思います。

是非、ご連絡ください。

一般社団法人 親愛信託名古屋  代表理事 今井博幸