親愛信託は元気なうちに

親愛信託の活用目的の1つとして、「認知症リスクに備える」ということが大きなものとして挙げられます。親愛信託を設定しておけば、将来、もし自分が認知症になり意思決定が出来なくなってしまった時に、お金や不動産の管理などを受託者の意思に託すことができるのです。

 ただ、これは裏返すと認知症になってからでは親愛信託は設定できないということになります。親愛信託を設定するためには、受託者との間で信託契約を結ぶことが必要となりますので、認知症になってからでは遅いのです。

 従いまして、これは遺言作成や生命保険加入などにも共通して言えることかもしれませんが、将来の財産管理に不安をお持ちの方は、是非、元気なうちに親愛信託の活用をご検討ください。

理事 折田紘幸

【スタッフブログ】業界再編

 今回のブログを担当致します、副代表の日下淳です。業界再編とは、私の趣味のプロレス観戦にまつわる、プロレス業界のお話をします。

 日本のプロレスは、力道山に始まり、ジャイアント馬場の全日本プロレス、アントニオ猪木の新日本プロレスに引き継がれ、そこから色々な団体に派生しました。最盛期には、日本に大小合わせて50程の団体が「格闘技系」「デスマッチ系」「飛び技(メキシカンプロレス系)」と、特色を持って、それぞれにファンが熱狂していた時代がありました。

 しかし、2000年代前半は、総合格闘技に主役を取られ、ファンが流れていき、プロレスの低迷期がありました。でも、お笑い芸人さんもそうですが、多くの昔からプロレス好きは

変わりなく、有名な総合格闘技団体の消滅により、また、当時の低迷期を支えたプロレスラーのメディア出演やあらゆる分野へのアピールにより、徐々に人気が復活しました。

 昔の暗いイメージから、技が凄いレスラー、イケメンレスラーの登場により、「プ女子」

という、プロレスファンの女子の人気も集め、再び、会場は盛り上がっています。  この人気のあるプロレス団体は、「新日本プロレス」のみという、1強時代を迎えております。

 そこで、ITのサイバーエイジェントが出資をして、他の団体を統合する計画が持ち挙がり、国会議員にもプロレス親交議員連盟が発足し、「新日本プロレス」以外の普及に取り掛かっております。

 実は、このプロレス界に起こっている現象、1強、その他の団体という状況は、他の産業でも起こっております。自動車業界はトヨタの1強、アパレル業ではユニクロの1強、スーパーではイオンの1強。圧倒的な強者とその他。これは、まだ生じていない他の業界でも起こり得る気が致します。

 民事信託業界でも、親愛信託が普及するように精進したいと思います。

協同組合親愛トラスト 副代表 日下 淳

【スタッフブログ】「SDGs」ってご存知ですか?

「SDGs」とは?

最近、テレビや新聞、雑誌などマスコミもよく取り上げるようになってきましたので、

「聞いたことある!」と思われた方もいらっしゃるかと思います。

また、17色のSDGsバッジを付けている方も、よく目にするようになってきました。

ある調査によると、SDGsを知っていると答えた方は国内で50%を超えたとも言われています。

「SDGs」の読み方は、「エス•ディー•ジーズ」です。

「SDGs」とは、「Sustainable Development Goals」(サスティナブル デベロップメント ゴールズ持続可能な開発目標)の略称です。

2015年9月に国連のサミットで加盟国全会一致で決められた、国際社会共通の目標のことです。

2015年から2030年までの15年間で達成する行動計画で、2030年までに達成するための17のゴールと、そのゴールを具体的に達成するための169のターゲットで構成されています。

と聞くと、

世界のこととかわからないし、

遠いところの話だし、

国連が決めたなんて私たちには関係ないよ〜、

という声も聞こえてきそうですが…

「持続可能」= サスティナブル

実は、私たちの日々の生活にも身近に関係することなんです!

そしてビジネスにも、SDGsを経営に取り入れる企業がだんだん増えてきています。

17のゴールのアイコンです。見たことある方もいらっしゃるかと思います。

身近な生活の中では、コンビニをはじめ、買い物袋の有料化は、プラスティックゴミを減らすための行動の一つで、海洋プラスティックのゴミ問題の解決につながっています。

ユニクロやGUは、いらなくなった衣料を回収して、リサイクル・リユースに取り組んでいます。

エアコンの温度を、1℃でいいから夏は上げる、冬は下げる

マイボトルを持参して、ペットボトル飲料を買う回数を減らす などなど

ここ数年、気候変動の影響か、毎年大きな災害が各地でおこっています。

そして、コロナウィルスによる多大なる影響。

今まであたりまえだったこと、評価されていたモノゴトが、

あたりまえでなくなってきています。

気づいた人が、できることを、できる範囲で続けて行動していく。

一人でも多くの人がSDGsの本質を知り、小さくてもいいから一歩踏み出して行動してみる。

「1人の100歩より、100人の一歩」

皆さんも身近なところから、SDGsに繋がる行動を起こしてみませんか?

一般社団法人 よ・つ・ば親愛信託普及連合   林 直美