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カップルの為の親愛信託

DINKSからのご相談

ハイタイ、よ・つ・ばグループ最西端。一般社団法人よつば親愛信託おきなわの石原桃子です。
みなさまは「DINKS (ディンクス)」という言葉をお聞きしたことがございますか?

最近、婚姻の形態や財産の持ち方は、本当にさまざまな選択肢がありますよね。その中でも「DINKS (ディンクス)」と呼ばれる夫婦の生活が気になっている方もいるのではないでしょうか?
そして、DINKSが財産管理や承継を考えるときに「信託」が最近のトレンドとして注目されています。
この記事では、DINKSとはなに?から始めて、DINKSの方の信託の活用を検討いたします。


■DINKSってなに?

DINKSとは「Double Income No Kids」の略で、日本語にすると「夫婦で両方が働いているけど、子供はいない」という意味です。
DINKSの方はお互い働いている分、金融的にも余裕があることが多いため、旅行や趣味などを楽しんでいらっしゃる方も多いです。その一方で「財産を自分たちのためにどう使うか」や「これからのことを考えるとき、誰に伝えようか」という問題を考える場面も増えています。

■信託って何だろう?

信託」とは、自分の希望通りに将来の財産承継を実現するための仕組みです。簡単に言うと、財産を信頼できる第三者に託し、その人が自分の指示どおりに財産を管理・運用して、最終的には指定した人(受益者)に財産を渡すことができるシステムです。
この「信託」を利用することで、財産を誰にどのように承継させるかを自由に設計できます。
たとえば、自分が大切に思う甥や姪に財産をスムーズに渡すことができるのです。また、予期しないトラブルを未然に防ぐ効果もあります。信託は特に、自分の希望を具体的に反映させたい場合や、通常の遺言ではカバーできない複雑な財産承継プランを実現したい場合に非常に有効です。

■DINKS夫婦が信託を使った実例

ここからは実際に、DINKSの夫婦が自分の甥や姪に財産を承継するために信託を利用した例を解説します。

<現状の解説>
ある50代のご夫婦は、働きながらも其々財産を持っているけれど、子供がいないため財産を誰に伝えるべきかと考えました。最も親しい甥や姪が最適であると判断し、信託のスキームを構築しました。まだまだ財産管理は大丈夫だけれど、お互いの老後の資金を確保しつつ、最終的にそれぞれの姪甥に財産を承継したいところです。

<自己信託のスキーム>
ご夫婦は、それぞれが自己信託を設定しました。まずは、自己信託をスタートする時点では、ご自身で管理し、予備受託者甥姪に設定、当初受益者は本人とご夫婦、二次受益者それぞれの甥や姪に設定しました。最終的には指定した甥や姪に財産が承継されるようにしました。これによりご夫婦の意思がしっかり反映された財産承継が可能となりました。

このように、信託を使うことでDINKS夫婦は自分たちの希望通りに財産を分配しつつ、承継プロセスをスムーズに進めることができたのです。

■終わりに

家族の在り方、カップルの在り方が多様な時代。ご相談内容は多様です。誰ひとりとして同じご相談はございません。
よ・つ・ばグループでは、皆さまの一つ一つのご相談に寄り添います。

 

令和7年1月31日
一般社団法人よつば親愛信託おきなわ
代表理事 石原桃子