親愛信託®(家族信託・民事信託)Q&A
始めに私が、民事信託に取り組みましたキッカケにつきまして、少し触れさせていただきます。
行政書士として、開業させていただいたのが、2018年12月ですが、開業前に伊藤塾様で、信託の6ヶ月ほどの実務講座と、よ・つ・ばグループの松尾陽子特定行政書士の信託講座を受講させていただき、一般社団法人親愛信託東京の会員に入会させていただいたのが、2018年9月です。
開業前に信託の勉強をして、相続業務に生かすことができたらと考えました。
そして、以前勤務しておりました会社の友人の紹介で、西東京の自宅兼マンションをお持ちのお客様当時97歳の女性で、娘さんが二人おられまして、区分建物でない自宅兼マンションを経営されておりました。
ご相談をお受けして、収益不動産を高齢のお母様が所有権をお持ちで、推定相続人の娘さんが、同マンションに居住しながらマンション管理は、次女様が行っておりました。
そこで、収益不動産を信託財産とする信託契約を提案致しました。
所が、この案件は、失敗に終わりました。その原因は、私の経験不足、知識不足に起因するのですが、某信託銀行さんに信託口口座の開設を申し入れし、中央線近隣の公証人様に信託公正証書案を提示いたしましたが、ゴールデンウイーク期間に差し掛かり、信託銀行の支店と本部のやり取り、公証人様との調整に長期間を要し、委託者のお母様の体調変化があり信託組成を見送りたいとの要請を受ける形になりました。
当時初めての信託組成案件で、委託者の判断能力に問題はなかったものの高齢者の体調変化に関する認識が足りずその後の教訓に至った案件となりました。
その後、特定行政書士松尾陽子代表理事が、運営する協同組合よ・つ・ば親愛トラストの傘下の一般社団法人親愛信託東京の理事を経て、2023年3月に新たに一般社団法人親愛信託チバを柏市に設立し、行政書士、税理士、司法書士、弁護士の各士業、保険業、不動産業の方を会員に迎え信託の普及に努めております。今後も、よ・つ・ばグループ千葉県の親愛信託社団として、相談者様の想いの実現に会員共々注力してまいります。
一般社団法人よ・つ・ば親愛信託チバ
代表理事 高橋恒夫