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年末年始は、家族が一堂に会する貴重な時間です。普段は忙しくて話し合う機会が少ない将来のことや、家族の大切な財産について、自然と話題に上ることもあるのではないでしょうか。
特に、相続や財産管理については、早めに話し合いをしておくことで、家族全員が安心して1年をスタートさせることができます。そこで財産管理の方法の一つとして、親愛信託®について考えてみるのはいかがでしょうか?
年末年始に親愛信託®を考えるべき理由
年末年始は、普段離れて暮らす家族が顔を合わせ、じっくりと話し合えるタイミングです。普段顔を合わせない家族がそろういい機会ですので、ぜひ「そろそろ将来のことを考えようか」と切り出してみましょう。
相続が絡む話題では、家族間の意見が食い違うこともあります。しかし、親愛信託®を活用すれば、事前に財産の管理や分配方法を明確にしておくことが可能ですし、受託者や財産の使い道をあらかじめ決めておくことで、家族のトラブルを未然に防ぐことができます。さらに親愛信託®は、遺言書や成年後見制度に比べて柔軟性が高く、不動産の管理や売却などの運用もしやすくなります。
親愛信託®の実際の活用例
たとえば80代の親が、自分の資産管理に不安を感じ始めたとします。この場合、信頼できる長男を受託者にして親愛信託®を組むことで、親の代わりに資産の管理や運用がスムーズに行えます。一方で、財産は親の意思に基づいて使われるため、生活費や医療費の心配がありませんので、親は安心して生活ができます。
また、兄弟姉妹間で不動産や預貯金をどう分けるか話し合うのは難しいものです。しかし、親愛信託®を活用すれば、親の意思をもとに分配方法があらかじめ決められているので、トラブルになる心配がありません。
親愛信託®を活用するにあたって…
話し合いの場を設けることと、専門家に相談することが重要です。家族全員が安心して意見を出せる環境を整えましょう。年末年始はちょうどよい機会ですね。また親愛信託®は法律や税務の知識が必要です。信頼できる専門家に相談することで、家族の希望に合った契約を作ることができます。
親愛信託®で新年の安心を
年末年始は、家族の未来を一緒に考える絶好のタイミングです。親愛信託®は、資産の管理や分配を円滑にし、家族全員が安心して暮らせる環境を作る大きな手助けとなります。
ぜひこの機会に、「家族の財産をどう守り、どう活用するか」を話し合ってみてください。そして、親愛信託®という柔軟で安心できる仕組みについても、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
令和7年1月3日
一般社団法人よつば親愛信託おきなわ
理事 石原綾華