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今回は、昨年8月に寄稿した実際に遭遇した事例をもとに、親愛信託を活用したお話のその後の経過をお話いたします。
前回の概要をお話しすると、92歳のAさんは、奥様とお子様を先に亡くされて一人住まいでした。
友人は市役所にも相談しましたが、認知症検査をしたところ後見レベルではないとの判断もあり、今後の財産管理や友人の立場も、外から見れば『物好きなおじさん』としか映らず、第三者に過ぎないため困っておりました。
そこで私から、親愛信託のご提案をさせていただきました。
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提案の内容は以下の通りです。
① 家族でない友人が受託者になり、信託口口座の開設ができる金融機関を探し、親愛信託で財産管理ができるようにすること
(仲間の力を借りて紹介いただいた地銀さん)
② 遺言公正証書を作成して、信託財産以外もカバーすること
③ 実質おひとり様であることから、死後事務委任公正証書を作成し、死後の葬儀から供養までカバーすること
④ 尊厳死宣言公正証書を作成して、いざという時に本人が辛い状態に陥らないようにすること
以上を提案し、公証人様に出張対応いただいて、公正証書信託契約書を作成し、無事施設入所を果たしました。
その後、100歳になるお姉様の施設に、ご本人・受託者・私の3名にて訪問させていただき、ご兄弟が再会を果たして大変喜んでいる姿を垣間見て、信託を提案してよかったと実感いたしました。
しかし、残念ながら昨年暮れにお姉様が永眠され、甥御さん・姪御さんに後見人様から連絡するも反応はなく、財産もほとんどない状況でした。
そのような中でも、東京の著名な墓地にAさんの先祖代々のお墓があり、埋葬し供養しております。
その後、今年に入り、Aさんが入所している施設が閉所になることが決定され、新たにAさんの入所施設探しに受託者が中心となり奔走することになりました。
今月になり、無事新施設への入所が決まり、関係者一同ホッとしているところです。
今回の事例を通じて、家族がいなくても親愛信託を中心に他の制度も組み合わせることで、安心しておひとり様が暮らせる状況を作り出せることを実感しております。
また、その後のアフターケアも、信託をきっかけに関係者が力を合わせ、地域社会に溶け込みながら、社会に貢献できる仕組みとして機能していくことが重要であると考えております。
親愛信託は単なる財産管理の仕組みではなく、人生の後半を支える“チームづくり”の起点になる制度です。
おひとり様支援においては、
などを複合的に設計することが、実務上極めて重要になります。

これからの暮らしを安心して過ごすために、信頼できる相談先を知っておくことが第一歩です。
地域の窓口は、全国のよつばグループ一覧からご確認いただけます。
令和8年4月3日
一般社団法人よ・つ・ば親愛信託チバ
代表理事 髙橋 恒夫
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行政書士/マンション管理士/宅地建物取引士/身元保証相談士1級/上級相続診断士
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