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最近、独り身の老婦人と知り合うご縁がありました。その方には、実の息子がいますが、絶縁状態で、もう数年来会うことはもちろん、話すこともありません。決して憎んでいるわけではないのですが・・・その老婦人には家族同然に20年連れ添ってきた猫のタロウがいます。タロウがいない生活などあり得ないほど、心を寄せています。少々具合が悪くても、一日の検査入院も拒む程に。
私は縁あって、その老婦人の見守りをすることになりました。その方は、生まれは高知ですが、20歳で京都に出て40年以上は京都暮らしの老婦人。想像以上の苦労もされたことでしょう。簡単には人に心を開きません。私も何度かお会いしていましたが、まだまだ・・
ある時から、腰の痛みを訴えることが多くなり、嫌がるご婦人を病院に連れていき、よく検査すると、骨折が判明し急遽入院することになりました。
愛猫タロウの事がありましたが、痛みの酷さにさすがにご婦人も入院を受け入れました。幸いタロウは近所の動物病院が退院まで預かってくれることになり、一安心です。
しかし、入院生活は想像以上にご婦人には過酷でした。腰の痛みもなかなか良くならず、人付き合いも上手ではないため、看護師さんからも冷たい対応(本人が言うには)で、タロウもいない日々に非常に孤独感を感じていらっしゃいました。
私は、自宅から入院先が近かったため、度々様子を見に行くことができました。ご本人にとっては、それがとても嬉しく、安心できたようで、一気に私への信頼が深まりました。それを実感した私は、何とか老婦人を元気づけたいと思い、動物病院で預かってもらっているタロウに会いに行き、動画を撮って見せてあげると伝えると、そんなことができるのかととても嬉しそうな様子。翌日実行し、ご本人に見せると・・感嘆の声で「タロウ、タロウ、タロウ、タロウ―」と抑えることのできない感情をあらわに、涙を浮かべて喜ぶ様子を目の当たりにして、あぁこういう方にこそ、信託を使って愛猫と共に安心できる将来を設計することで得られる安堵感は大きいのではないかと感じたことでした。
我々よつばグループは、様々なニーズに全力でサポートいたします。
よ・つ・ば親愛信託こうち 行政書士/メンタルケア心理士 岡﨑千佳