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不動産信託を活用したトラブル回避方法

高齢者を狙った「自宅の押し買い」や「リースバック被害」から守るには?不動産信託の活用で防げるトラブルとは

高齢者の自宅を狙った押し買いやリースバック被害が急増中

最近、新聞やニュースで高齢者に対する自宅の押し買い(訪問購入)やリースバックの被害についての記事を目にすることが多くなりました。

押し買い」とは、買取相談・査定相談を受けていないにもかかわらず、不動産業者が自宅へ訪問して強引に買い取ることをいいます。全国の消費生活センターには、こうした被害について高齢者からの相談が多く寄せられています。

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判断能力の低下した高齢者を狙う悪質な手口

判断能力が低くなっている高齢者をターゲットに、売買契約やリースバック契約を結ばせる悪質なケースもあります。こうしたトラブルに巻き込まれると、大切な「住まい」を失うリスクが高まります。

しかし、不動産信託を活用することで、このようなトラブルを未然に防ぐことが可能です。

不動産信託で自宅を守る仕組みとは?

高齢の所有者が委託者兼受益者となり、子供や信頼できる身内等が受託者になることで、第三者(不動産業者など)が自宅へ訪問しても勝手に買い取ることを防ぐことができます。

さらに、仮に判断能力を喪失した場合でも、受託者が持つ処分権限によって自宅の売却施設への入居資金の準備を進めることができます。これにより、本人の生活と財産の両方を守ることができるのです。

高齢化社会にこそ信託の活用を

高齢化社会が進む日本では、相続対策や財産管理などさまざまなシーンで「信託」の活用が期待されています。大切なのは、元気なうちに信託の活用を検討することです。

早めの対策が、将来の安心につながります。
気になることがございましたら、いつでもお近くのよ・つ・ばグループまでご相談くださいね。


参考資料

国土交通省「住宅のリースバックに関するガイドブック」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001487923.pdf

令和7年8月1日
一般社団法人よ・つ・ば民事信託北海道
代表理事 市下順紀


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執筆者プロフィール


市下 順紀

株式会社管理不動産 代表


■ 保有資格

  • 宅地建物取引士/賃貸不動産経営管理士/2級FP技能士/貸金業務取扱主任者/簿記1級/募集人資格(生保、損保、少短)


■ 略歴

ノンバンク、賃貸不動産会社、建設会社で勤務後、平成19年株式会社管理不動産設立。不動産を通じて資産運用や、相談業務に従事。高齢者所有不動産や空き家対策を信託を通じて提案、支援しております。


■ 事務所情報

株式会社管理不動産
所在地:札幌市北区麻生町2丁目2番18号
連絡先:011-827-5855
http://www.kanri.fudou-san.jp/


■ 得意分野

不動産売買・賃貸・管理、信託全般


■ 趣味

食べ歩き、レコード収集