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コロナウィルスで、イベントや講演が中止になり、学校も休みになりました。
ロックダウンもあり得るかもしれない…それに関連して運営がうまくいかなくなる企業も出てきています。生活もうまくいかなくなるかもしれない。
今、何を信じて、どう行動すればよいかわからない人がほとんどなのではないでしょうか?
この状況の中で、間違った…もしくは正確でない情報を信じてしまいトイレットペーパーがなくなったり、カップラーメンがなくなったり、マスクが非常に高価で取引されたりと数か月前にはだれも予想しなかったことが起こっています。
もし、予知能力があり大量にマスクを仕入れていたら財を築くことができたかもしれませんね。倫理は抜きとして…。現に何千万もマスクで儲けている中国の若者がいるようですがこれも正しい情報なのかはわかりません。
大切なのは
一.自分に必要な情報かどうか。
一.正確な情報かどうか。
一.正しいことと世の中で行われていることが違うことがある
一.条件がみんな同じわけではない自分に必要な行動をとることが大切。
ということです。
今回のように生活や健康に関することは最も大切なことです。
そしてそれを維持、継続していくために必要なのが、知識と財産だと思います。
もちろんそれだけあればいいわけではありませんし、究極は財産も対策もすべて幸せのためなのだと思います。
そこで、財産についても、今回のように想定外のことが起こった時の対策をきちんとしていれば、何かが起こっても慌てることもないし、必要以上の損失が出ることもないということです。
財産を増やすことも大切ですが、減らさない…つまりマイナスがないようにするということも大切です。
志村けんさんもまさかこの時期に自分がこの世からいなくなるとは思ってもみなかったでしょう。
ご自身が一番驚いているのではないかと思います。
あれだけの功績を残された方なので、きちんと対策はしていると思いますがまさかこんなに早くお迎えが来るとは思っていなかったのではないでしょうか。
志村けんさんは、独身なので、元気になったら何とかコンタクトを取って「親愛信託」を勧めに行こうと話していたのに間に合いませんでした。
人生は予定通りにはいかないものです。
将来に備えて何か対策を取るときに、自分の計画通りに進んだ場合には困らないのは当たりまえで、計画通りに行かなかった時にも困らないようにしておかないといけません。
例えば亡くなる順番です。
ご夫婦と男兄弟の子2人の4人家族の奥様が相談者で「主人が亡くなって私一人になっても、子供や孫のために贈与を続けたいからどうすればいいか教えてほしい」という内容だとします。
ご主人が先に亡くなることが前提です。
笑い話のようですが、亡くなる順番を勝手に決めている人は結構多いのです。
認知症にならない前提の人にもよくお会いします。もちろん、そうなることが理想です。
すべて計画通りに行くのが一番ですが、そうならないのが人生です。計画を立ててない人もいます。
老いることは考えたくない。
自分がこの世にいなくなることも考えたくない。
その気持ちはわかりますが、間違いなく毎日、老いは進んでいますし、必ず人生には終わりがきます。
まず、自分の将来どのような老後を送り、どのように終わり、財産があれば誰に承継したいのかを考えます。
その時に親愛信託を使います。
財産についてどのタイミングで、名義をのみを変更して管理を後継者に引き継ぎ、誰に財産権承継させるのかを決めておきます。
ただ、順番通りになるとは限りません。
遺言や贈与を使うと順番通りにいかなかった時に困ります。
親愛信託を活用すると、順番通りいかなかったとしても手段を講じることができます。
例えば先ほどの相談者の例ですが、ご主人が亡くなった後に、ご主人の財産を奥様が相続し、ご自身の財産と合わせて子供孫に贈与していきたいというようなご希望です。
親愛信託では、亡くなる順番が逆になるときの対策として、ご主人と奥様で信託契約をしてもらい、ご主人のあとに権利を得る人を奥様に指定しておき、そのあとも決めておきます。
そのあとは長男さんにしておきます。
ご主人が亡くなった時にすでに奥様がいなければ奥様の後になっている長男さんが繰り上がるようにしておけばよいのです。
もしくは、ご主人が認知症になり、信託契約の変更が出来なくなった場合でも代わりに次男さんが変更できるようにしておけば、順番が変わったり、状況がかわってもそれに応じて、信託契約を変更すればよいのです。
今、まだ決めかねているのであれば、信託なら、将来引継ぎ人を決める方法を決めておくこともできます。大切なのは将来に備えて、信託をスタートさせておくということです。
協同組合親愛トラスト 代表理事 松尾陽子