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日常的な業務の中で相続人の方の相続業務をお手伝いすることがあります。
その際に被相続人が多額の財産を遺して亡くなるケースも多く見受けられます。
このような多額の財産を遺されるケースもありますが、私が以前に読了した「Die With Zero」という書籍があります。この書籍では、亡くなる時までに財産を残さず人生を豊かにする経験などに費消すべきだというメッセージがありました。
確かに人生はその旅を終えるときに財産をたくさん持っていた人が勝者というゲームではないですし、人生は思い出の集合体でその旅を終えるまでに自分が振り返ったときに後悔のない人生だったと思えれば誰もが勝者だと思います。とても腑に落ちます。
とはいえ、誰もが自らの人生を終える時期を分からず生きているわけですから、ゼロを意識していたとしても財産を完全にゼロで終えるというわけにはいきません。
認知症等で生前にその財産の管理が難しくなったり、または、行き先が明確になっていないことでご家族に問題を残さず信託等を適切に活用し、有意義な人生を全うしたいものです。
一般社団法人よつば 香川民事信託推進協議会