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昨年、お客様のお母様(90歳)の件で、相続対策等の相談に乗って欲しいとご連絡をいただきました。
面談の詳しい日時は、また連絡すると仰られ、1か月後にお客様からご連絡をいただきました。
お母様が骨折により入院をされ、コロナのため病院等での面会も難しいので、しばらく面談を延期して欲しいとのことでした。
それから6か月後にお客様からご連絡があり、お母様が施設に入所されたと連絡がありました。どうも入院がもとで認知症を発症し、6か月の間に認知症が進行してしまったようです。
このお客様については、残念ながら相続対策をすることが困難になってしまいました。
お客様からお電話をいただいた際に、無理矢理にでも時間をとっていただき、親愛信託をしておけばと悔やまれます。
親愛信託をしておけば、お客様の信頼できるご家族等に財産の管理を任せる(信じて託す)ことができ、仮にお客様が認知症になったとしても、少なくともお客様の財産が凍結状態になることを防げたからです。
こうなってしまっては、家庭裁判所へ申立てをして、成年後見制度を利用するしかありません。
現在65歳以上の高齢者のうち、約20%の方が認知症と言われています。誰が認知症になってもおかしくない時代です。
現にお客様は、90歳と思えないくらいしっかりとされている方でした。あのお客様が認知症に!と正直驚いています。
このブログを読まれた方は、是非、ご家族に迷惑をかけないため、ご家族に感謝されるよう、しっかりとした対策をしていただければと思います。
よ・つ・ばグループにご連絡をいただきましたら、お客様に最適な対策をご提案させていただきます。よろしくお願い致します。
よつば民事信託協会ひろしま 代表理事 茂木武志