認知症と不動産売却

 こんにちは!よつば民事信託とやまの布村です。

私は、不動産と建築業を営んでいます。

昨年より土地や住宅の売却のご相談を受けるほとんどが、お父さんの土地、おじいちゃんの住んでいた

家などです。

相談にいらっしゃるご家族が、50代~。当然お父さんは70歳を超えていらっしゃいます。

そんなご相談で、まず始めにおうかがいするのが、「お父さんお元気ですか?」です。

実はこの言葉には、沢山聞きたいことが詰まっていて

「お父さんお元気ですか?」「ご病気なさっていませんか?」そして肝心の「頭、ハッキリしていらっしゃいますか?」です。

家や土地などの不動産って、お父さんにとっての重要な財産なので、所有者であるお父さんが、

「売る」という事をちゃんとわかって、「売りますよ。」と意思表示が出来ないと売れないんです。

とお話しすると、ほとんどの方が、えっ!?と言う顔をされます。

そうです。所有者が認知症だと、その方の名義の不動産は、売買できないんです。

私たちにとっては、基本の事ですが、一般の方は、まだまだご存知ない方が多いです。

そして、民事信託=親愛信託も同じで、まだまだご存知ない方がほとんどです。

これからも益々増えると思われる相続不動産の売却相談。

残念ながら今は、売却できません。と言う事が増えると思います。

様々な理由で、売却したい、お金に換えたいと言う時にできないと、ご家族にとって大きな大きな負担になることがあります。

そうならないための1つの解決方法が「信託」です。

先ずは皆さん、お父さんが認知症になると、お父さんの名義の土地や家は、売れなくなるということを

知ってください。そして転ばぬ先の杖として信託という制度があることを知ってください。

詳しくは、お気軽にお問い合わせください。


よつば民事信託とやま 理事 布村 之宏

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