障がい者等支援信託

障がいを持つ人の人口は、「平成30年度障がい者白書」によると、身体障がい者が436万人、知的障がい者108万人、精神障がい者が392万人と、9百万人を超えています。

 

また、最近、ひきこもりの人に関する悲惨な事件が起こりましたが、ひきこもりの当時者、親族の方は想像しがたい苦悩の中にいることと推察します。(今回の事件もひきこもりと安易に結びつけるべきではないと厚労省が発表しました。)

そのような中高年のひきこもりは全国で推定61万人、若年層は54万人と推計されています。

この中には

(1)自室からは出るが自宅からはほとんど出ない。
(2)普段は自宅にいるが近所のコンビニなどには出かける。
(3)普段は家にいるが、自分の興味に関する用事の時だけ外出する。

といった分類があり、1から3を合わせた人数とされています。

ひきこもりの人には、就労ありきではない多様な支援をしていく必要性があると感じます。

 

このように自立生活が困難な子どもをもつ親御さんにとって、自分が亡くなった後の子どもの生活が心配で、できれば継続的に子どもに遺産を給付したいという気持ちを持つ方も多いのではないでしょうか。

現行制度では難しいこのような場合でも、親愛信託を使えば可能になります。親の財産を一括して子どもに相続させるのではなく、必要な金額のみ継続的に給付できる仕組みがあるのです。

 

親亡き後のために、確実で継続的な財産承継の一助となる親愛信託をご活用いただくことで、親御さんの心配が少しでもなくなり、子どもさんの生活が継続して安定することを願ってやみません。

 

一般社団法人 おかやま民事信託協会・よ・つ・ば 森脇史子

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